WEB小説-石川ユーリオ

石川ユーリオのオンライン小説

生命師:第3話 敵国にミュタの国が乗っ取られる可能性

「このミュタを見ろ! 北に何があるか南に何があるかドッゴスわかるか?」 アムウは周りが山に囲まれた景色を眺めながらぽつりとつぶやいた。「アムウ様、このドッゴスめはわかりませぬ」「俺は今、ライデン家では大うつけと呼ばれているそうじゃ」「……………………

生命師:第2話 生命師の村

ミュタの国の人里離れた山奥に誰にも知られずひっそりと村人たちが暮らしていた。村人たちは畑を耕し農作物を育てていたが、収穫の時期になると畑は荒らせれ、わずかばかりの食べ物しか手にすることができなかった。収穫の時期が訪れ村人たちは今度こそはと…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第26話 エピローグ

♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥♥ 前略、神宮寺マモル様 お元気ですか? わたしは星川ほしかわひかるです。 たぶん、マーくんに手紙を書くのははじめてです。 あのね、マーくんはわたしのこと知ってるもんね? だってだってお互いに小さい頃から知り合…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第25話 世界中の誰よりも大好きです

俺はどうして石化が解けたかは分からない。けれども俺は立ち向かうだけだ。母親みゆを石化し、ひかるちゃんを石化した魔王ハンプティを絶対に許さない。俺は無言のまま魔王ハンプティに近づいていったんだけどさ。正直、意識はもうろうとしているしね。何だ…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第24話 リアルなデジャブ

魔王ハンプティは勝ち誇ったように、 「こんな姿で戦えるかね、素っ裸でね。グヒヒ」 と不適に嗤わらう。いやん、めっちゃ恥ずかしい。何なのこれ、何なのよこれ。私、部屋でひとりだけだったら泣いちゃうもん。泣いちゃうもん。うん、心で私は泣いても、こ…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第23話 愛の巣

俺は現実を直視する。母親みゆを石化し、ひかるちゃんをも石化してさ。俺とラブラブになるだと? 魔王ハンプティ! てめぇ、ふざけたこと言ってんじゃねぇよ。俺の怒りは加速していき、魔王ハンプティを睨んだんだ。そして、 「魔王ハンプティ! お前だけは…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第22話 汚い手口

魔王ハンプティのツバという名のおつゆがね。テーブルに置かれている母親みゆの豪華料理の数々にさ。隠し味的にドバドバ~っと、ちりばめられた瞬間を見てもうた~。 「「「あッ!」」」 俺にしても、ひかるちゃんにしても、姫野愛ひめのあいにしてもね。最…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第21話 挑戦状

姫野愛ひめのあいは母親みゆに触れたりして何やら確かめるとね。 「残念ながら神宮寺の母上は魔王に石化されたみたいね」 なんて、腕を組みながら淡々と述べたんだよ。俺は急ピッチに進んでいく魔王の存在にさ。呆気に取られたように立ち尽くすしかできなか…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第20話 はてしない英雄物語

「分かったから蹴るんじゃねぇ」 なんて、文句を言ったんだよ。そしたらね。 「私は蹴ってなどいない。出口まで瞬間移動させてやったんだ」 悪びれる様子のない姫野愛ひめのあい。今時、思いっきり蹴っていいのはサッカーボールぐらいだろ。何て奴なんだ姫野…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第19話 キラーパス

お前は他人の思考に土足で入って切り刻む斬鉄剣か。最後、相田みつを風に終わらしたのにキモポエマー呼ばわりかよ。もうね、相田みつをさんに失礼だろ。俺にだって失礼だろーが! くそぅ、俺の美学ポエムを踏みにじるとはね。ちとムカついたからさ。 「ひか…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第18話 キモポエマー

何だこの絶対勝てる気のしない多数決は! 案の定、ひかるちゃんと姫野愛ひめのあいが手を挙げる。俺は手を挙げない。そして2対1の多数決はあっけなく幕を閉じたんだよ。 決まるの早っ! 星川ひかる:伝説の部長 姫野愛:伝説の将軍 神宮寺マモル:伝説の奴隷…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第17話 伝説のツンデレメイド

(神宮寺マモル、契約成立ね) そんな姫野愛ひめのあいの心の声がね。どこからともなく聞こえてきたような気がしたんだ。 「星川ほしかわひかるさん、神宮寺からはいかに素晴らしい部活か聞いたわ。是非、私も伝説の勇者なりきり部に入部したいと思っている…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第16話 バカでアホでエッチな犯罪予備軍

「バカでアホでエッチな犯罪予備軍の話をつけたしたろ!」 ポコッ。 「いたッ」 姫野愛ひめのあいのでこぴん炸裂。 「教育係に文句いわない逆らわない。じゃあキングオブおねしょ野郎に訂正しといてあげる」 「余計嫌だわ!」 ポコッ。 「いたッ」 姫野愛ひ…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第15話 神様なんていない

父親のぼるからさ。 「今、忙しいから遊ぶことはできない」 なんて、断られてね。いつものようにひとり寂しくさ。俺は公園にたたずんでいたんだよ。 砂場で山を作ってはね。「むきー」なんて叫びながら思いっきり足で山を壊してた。たぶん満たされないはけ口…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第14話 屋上で突然の告白

階段を一段一段のぼるとね。姫野愛ひめのあいの足の動きがなまめかしくスカートからさ。チラリズムとうか、男のロマンというかね。お、パンティが見えるのであります。 あと、もう1回ぐらい言わせてよ。お、パンティが見えるのであります。うはッ! 何なんで…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第13話 新入部員を勧誘せよ

俺こと神宮寺マモルはさ。廊下に立たされた後、ひたすらひとり地蔵モードに突入したんだよ。もうね、廊下に立たされながらね。この世の中はなんて世知辛いんだって思ったよ。もうね、存在がR指定の姫野愛ひめのあいから開放されたからほっとしてたよ。 しば…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第12話 レッドカード

朝、俺がおねしょして起きた時にね。 「へぇー、高校生で未だにおねしょするってやばくな~い」 あの声音だよ。あれは姫野愛ひめのあいの声だったんだ! あ~住居不法侵入で姫野愛ひめのあいを告訴してぇ。 今すぐ姫野愛ひめのあいとバイバイしてさ。 「次は…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第11話 小悪魔アイドル転校生

担任山田は咳払いをした後にさ。 「皆さん、新しい転校生がやってきました。それでは姫野君、自己紹介してください」 と言ったんだよ。 「はじめまして、姫野愛ひめのあいと言います。これからみなさん、仲良くしてくださいね」 姫野愛ひめのあいはにこりと…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第10話 女優のように

そこの女子! 人に向かって指差すんじぇねぇよ。クラス中が俺を見ているじゃねぇか。そうですか、そうですか。別れた2人が復縁する瞬間に見えますか。もうね、俺は逃げることをあきらめたんだよ。そして、ひかるちゃんに向かってさ。 「うん、ひかるちゃんず…

生命師:第1話 アムウ・ライデン

身なりは貧乏人と間違われるほどの服装で薄汚れていたが、いたって本人は気にする様子は微塵と感じさせない。何日も同じ服を着ているのに汚れないのは、むしろ幽霊や化け物のたぐいだと自ら証明しているようなもんだとでも言いたげな、妙に堂々とした態度な…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第9話 待てってば

俺は突然の大声に驚いてね。 「ひゃッ」 と悲鳴を上げたんだよ。 突然背後からでかい声をだされた日にはさ。誰だって驚くだろ。俺は恐る恐る背後を振り向いたんだけどね。 「マーくん、何でここにいるの?」 とひかるちゃんが背後から乱入とうじょうしていた…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第8話 この娘は天然

「いや、その、あの……」 何かしら言い訳を考えようとしたらね。しどろもどろになってさ。言葉が浮かばないんだよ。もうね、俺はそこまで頭の回転は速くないことが分かったよ(妄想の回転は早いけどな)。 あぁ、ひかるちゃんの揺れ動くたわわを見ていたこと…

私生活が宇宙人どもに覗かれてますよ:第2話 地球ヒストリー誕生秘話

国民的人気ドラマの地球ちきゅうヒストリーのとはなんなのか。まずは地球ヒストリー誕生秘話を語らなければならないだろう。 よく動物のドキュメンタリー番組で肉食動物のチーターの母親が子育てのため草食動物を追いかける。けれどもチーターの母親は狩りに…

私生活が宇宙人どもに覗かれてますよ:第1話 双子の姉妹の約束

「わたしはね、将来は女優さんになるの」 と小さな小さな女の子が得意げに言った。 「おねぇちゃんがなるんだったら、わたしも女優さんになるんだもん」 これまた小さな小さな女の子も得意げに言った。 「だめよ。わたしが最初になるって言ったんだからあな…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第7話 どこ見ているの?

「ルンルンルン、ンフフー♪」 鼻歌を勝手に奏でる。でたらめなメロディだけど私の喜びを表現している。私は音痴だ。でも気にしない。ごらんなさい、私の部屋。地球にあるアニメ、ドラマ、映画のDVD、ライトノベルが棚にこれでもかというほど並べられてい…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第6話 そんなところを触らないで

「エレナ様、分かっていますとも分かっていますとも、ナターシャはちゃんと分かっていましたよ」 天使ナターシャは神様を優しく撫でたんだ。神様エレナは天使ナターシャの豊満すぎるほどのさ。胸をぷにっと触ってきたんだよ。 「いや~ん。エレナ様、そんな…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第5話 年齢=彼女いない歴

「ちょっ! 何もひかるちゃんの前で言うことないだろ!」 俺は顔を真っ赤にさせてキョドる。もう、キョドるしかないだけどさ。感動の走馬灯の回想録は、こうして母親みゆの手によって台無しとなったんだよ。 「マーくんって大きな子供みたいですね」 なんて…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第4話 恋のはじまり

「じゃあ、わたしがマーくんのおとうさんのかわりになってあげるよ」 と―― 「え?」 一瞬、何を言われているのかさ。何を言われたのか理解できなかったよ。 「じゃあ、わたしがマーくんのおとうさんのかわりになってあげるよ」 俺はその言葉を一生忘れない。…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第3話 もう嫌だ

隣に住んでるひかるちゃんがね。そろそろ呼びにくる時間なんだよ。もうね、男たるもの時には非常な選択を強いられるからさ。今がその時なのかもしれない。 俺、伝説の宝の地図おねしょよりもひかるちゃんの方を選ぶから! 伝説の宝の地図が描かれた布団は無…

伝説の勇者なりきり部の奴ら:第2話 契約

若者はまばゆい光に包まれたような不思議な気分になってさ。しだいに目が半開きになると気を失い地面に倒れたんだよ。それは夜の繁華街で酔っ払いが路上で寝てしまうようなね。ごくごくありふれた日常に道行く人たちには思えたかもしれない。 何せ、老婆の姿…